2Dの図面をカタチにする
現場でしか味わえない
リアルなモノづくりの実感。

桜井 義明 yoshiaki SAKURAI
型枠大工
グループリーダー
平成19年入社

現場で汗を流す、この仕事が好き

型枠大工と聞いて、どんな仕事かイメージできる人は少ないかもしれません。道路の高架や橋脚の土台部分など構造物を形作るため、コンクリートを流し込む「型枠」をつくる仕事と言えば何となく想像できるでしょうか。現在(取材時)は、海辺の地域を津波から守る防波堤の建築現場を担当しています。 私たちの仕事はスタート時、図面だけで何の形もなく型枠の材料もバラバラの状態です。それを組み立てるために、補強部材をどこに入れるかなど完成形をイメージしながら作業手順を考え、計画を立てて現場を引っ張っていくのがグループリーダーの役目。施工管理的な役割も含まれますが、実際に現場で施工にも関わる点が大きな違いです。監督として指示を出すより、自分自身の手でモノづくりがしたいので、職人であることにこだわっています。デスクワークよりも、現場で身体を動かして汗を流す、この仕事が好きなんですよね。

リーダーになって気付いたこと

藤井建設に入社して10年になりますが、グループリーダーになったのは5年ほど前のこと。その時は焦りや不安でいっぱいでした。リーダーデビューは、地下にベースがある橋梁の柱に対する耐震補強に関する現場だったのですが、元請け企業さんとのやりとり、材料の手配や段取りなど、慣れない仕事に苦労した覚えがありますね。 この仕事のやりがいは、紙に描かれた二次元の図面を三次元のリアルな構造物にしていくモノづくりの実感が味わえること、そして完成した時の達成感です。グループリーダーとしてより深く仕事に関わるようになったことで、そのやりがいも増えたと感じています。基本的に屋外での作業なので、暑い日、寒い日のきつさ、タイトな工期で作業する大変さなどもありますが、その分、無事に完成したときの感慨はひとしお。若い職人を指導する立場でもあるので、皆がそのやりがいを感じ、楽しく働けるような雰囲気のチームにしていけるよう心がけています。

歴史に残る仕事がしたい

10年間この道一筋で来たとはいえ、まだまだ勉強することはたくさんあります。枠を補強する部材のスパン(部材間の距離のこと)や太さの計算など構造に関する知識や、金額的な知識、そして技術を磨き、後輩だけでなく同業者さんからも頼りにされるような職人になるのが目標です。そしていつか、日本の歴史に残るような大きな仕事に携わりたいです! グループリーダーとしては、頼りにされるだけでなく、慕われる存在になりたいですね。そのため、分からないことは気軽に聞けるような、親しみやすい雰囲気を醸し出しているつもりです(笑)。厳しくがんじがらめに指導する、というのは自分のキャラではないので、時には笑い話をして場を和ませたりして、現場が明るい雰囲気になるよう心がけています。辛いこと、大変なこともある仕事ですが、苦労の先にはそれ以上の喜びや達成感があります。みなさんにもこの仕事の魅力をぜひ味わって欲しいですね。

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